第8回 讃岐旅行Part2


               
※画像多めです。ナローの方はご容赦ください。

前回の讃岐旅行からはや1年半が経った2007年3月某日、父が青春18きっぷを買っ てきた。
そのきっぷで家族4人で長浜に日帰りで行ってくることになった。残りの1回分はあげると父は言う。

どこへ行こうか、突然言われ迷った。しかし、すぐに僕の頭には讃岐の二字が浮かんできた。
一軒目のうどんの美味しさが頭をよぎると共に、2、3軒目のうどんのイマイチさも蘇ってきた。

・・・・・・今こそ前回の雪辱を晴らすときだ!




讃岐シリーズ第二作目、「讃岐リターンズ」、スタートです。


という訳で(スイマセンね、前振り長くて)、3月27日、青春18きっぷを使って讃岐へ行ってきました。

行程
大阪〜姫路〜岡山〜坂出〜(徒歩でうどん屋2件)〜坂出〜鴨川〜(徒歩でうどん屋3件)〜
国分〜高松〜岡山〜相生〜大阪


※今回訪問したうどん屋の情報は、讃岐うどん遍路(四国新聞 社)によるものです。
うどん屋の名前に張ってあるリンクも、上記サイト内のものです。
 また、所々で食べたうどんの感想がありますが、この感想はあくまでも管理人の主観に よるものです。ご了承ください。

大阪 6:52→姫路 7:54 新快速姫路行き

 大阪へ向かう環状 線の車内で、FMラジオで天気予報を聞いていたら、天気は下り坂とのこと。天気予報をチェックせずに家を出たので、傘を持ってくるのを忘れてしまった。な んか幸先が悪い。とりあえず降らないことを祈る。

 今日3月27日は火曜日、平日だ。いつもなら土休日出発なので大阪6:27発の快速に乗っているんだけども、平日にはその快速の代替列車として新快速が 6:52にある。これに乗っても姫路から先の行程は変わらないので、もちろんこれに乗る。

 大阪駅に着くと、かなりの人だかり。やっぱり時間が遅くなると人が増える。僕は10両目の真ん中のドアの列に並んだ。

 この電車が52分発。3分前の49分には新潟からの急行「きたぐに」が到着する。これは撮れるな、と期待を持って待っていたら・・・・・・。




 新快速がわずかながら先に入線。奥にヘッドライトが一つだけ見えているのが急行「きたぐに」。タッチの差でやられましたよ。

 この電車は大阪始発。乗り込むと同時に席が埋まった。その後も順調に客が増え、立ち客も結構出た。
 
 電車が発車。いつもと違って新快速なので快適だ。途中三ノ宮で多少人が降りるも、同等の人が乗ってきた。チラッと見えた阪急の特急梅田行きは結構空いて いた。神戸でも多少人が(ry。

 神戸を過ぎると、明石にかけて海岸線を走る。しかし今日はあいにくの曇り空。海は全然きれいに見えませんでしたよ。明石海峡大橋もかすんで見えててなん かスッキリしない。大阪の時点で席とりをミスった(山側に座ってしまった)ので、恒例の明石大橋は撮れなかった。
なんかスッキリしない。

 明石や西明石でも多少(ry、むしろ増えてる。快速なら明石から先は各駅停車だが、新快速なので停車駅はあと加古川だけ。複線になって若干スピードが落 ちたようにも感じるけど、それでもスイスイ。

 ・・・・・・しかし、姫路から先でまさかな展開が待っているとは、僕も知る由もなかった。

姫路 7:58(8:09)→岡山 9:20(9:30) 普通岡山行き

 姫路に着き、ホームに降り立つとムーンライト九州新大阪行き到着のアナ ウンスが。「あれ?何かおかしいな」と思いつつ、隣のホームへ階段を降り上りして向かう。



 ・・・・・・そこに停車しているはずの岡山行きの電車が、無かった。
 電光掲示板も8分遅れの表示。運転士さんの話によると、岡山の向こうで人身事故があり、ダイヤが乱れているらしい。


 そのダイヤの乱れと18きっぷシーズンである事があいまって、姫路駅のホームは大変な事になっていた。右の画像は先頭車両の一番前の乗車位置を撮ったも の。長蛇の列になっている。

 この行列、後ろ側の黄色い線のところから電光掲示板のほうに曲がっているのがお分かりだろうか。本当にすさまじい行列だった。こんな行列では並んでも並 ばなくても結果は見えているので、僕は列には並ばなかった。(ちゃんと最後に乗りました)




 ようやく岡山行きが入線。行列が行列なのに編成はたったの4両。当然ながら満杯になり、満員電車さながらとなった。
増発or増結ぐらいしろよ!!>酉

 電車は10分遅れで発車。途中の上郡では前回同様よくお客さんが降りた。でも結局岡山までの1時間21分間、立ちっぱなしで過ごした。
 ・・・・・そういえば、万富で特急やくも号の車両が一編成留まっていた。謎。




結局電車は、岡山まで遅れを回復することなく、10分遅れで岡山に着い た。

岡山 9:33(9:34)→坂出 10:10 快速マリンライナー17号高松行き


 岡山に着き、走って瀬戸大橋線の乗り場へ。乗る予定のマリンライナーは待っててくれてた。







 しかしながら席はいっぱい。1年半前もこの電車は結構乗ってたよなぁ・・・・と思い返す。ここでも座ることは出来なかったので、最後尾の5両目で流れる 車窓を眺めることにした。











 電車は瀬戸大橋を轟音を立てて疾走していく。ところどころで速度計が120km/hを指していた。
 
 瀬戸内の島々を眺める事約10分、ようやく四国に入った。












 宇多津駅の複雑な構内を通り、電車は最初の目的地、坂出に到着。讃岐うどんハシゴの旅が始まる。
坂出 →彦江製麺所(1軒目)

 まず一軒目は「彦 江製麺所」。坂出駅から徒歩25分らしいが、25分かからなかった。しかし、地図を見ても分かるように、とても入り組んでいる。迷うと思う。とい うか迷った。おかしいなぁ、矢印入りの看板を見つけてたのに・・・・。
 店に入ろうとしたとき、若い女性が二人ほど、店から出てきた。入れ替わり、店に入る。時間のせいか、人が少なかった。







 初めての製麺所。やり方もわからないので、店のおばちゃんに促されるままに注文。後のことを考え、全て1玉で通す事に。麺は冷たいままもらい、だしは暖 かいのをかけることに。
 
 ・・・・・・

 麺は少し重め。出来てから少し時間が立ってるせいか、コシはあまりなく、すぐ切れた。※1エッ ジは立ってたんだけどね。
 でもダシは( ゚Д゚)ウマー。これは納得の味。イリコが効いてて風味豊か。


 ※1エッジが立つ・・・・・茹であげた際、うどんの断面における四隅の部分が鋭角に角張り中央が凹んだ状態のこと。(「はじめてのさぬきうどん」より抜粋)

 1年半ぶりの讃岐を堪能し、おばちゃんにお金(130円)を払い、次の店へ向かう事に。

彦江製麺所(1軒目) →日の出製麺所(2軒目)
 
 二軒目は「日 の出製麺所」。一軒目の「彦江製麺所」からは坂出駅を挟んで反対の方角にあるため、30分近く歩いたような気がする。この店は県道沿いにあり、分 かりやすいのに迷いかけたってどういうことですかorz

 この「日の出製麺所」の開店時間は
11:30〜12:30のわずか1時間。なかなかタイトな上に休日なのでかなりの混雑が予想された。

 店には開店時間前に到着。しかし店先には15人ほどの列が。しかも店内をのぞいてみると、もうお客さんが入っている。早めに開けてくれたようだ。しか も、店に入る前にお姉さんが注文をとってまわるようになっていて、おかげで入店してすぐにうどんにありつけた。

 ここでは「冷たい」を1玉注文。端の席になったのであまり身動きが取れず、ぶっかけだしだけをかけて食べた。
 
 ・・・・・・・

 美味しい。ダシもイリコとかつおが効いてる。それにしても麺( ゚Д゚)ウマー。冷え冷えの麺で、エッジは立ってるし、コシがすごい。グミみたいな食感。それでいてかむとプツンと切れる。かなりウマい。
 
 ま さ に 好 み の 麺 。


  感動に浸りながら、お金(100円)を払い、お土産に半生麺を買って駅に向かった。

日の出製麺所 →坂出 11:56→鴨川 12:02 普通高松行き

 店を出たあたりから雨がポツポツと降りはじめた。でもまだ傘無しでも大丈夫。

 念のため、駅に戻りがてら坂出駅近くのコンビニで傘を探す。525円。高 い。購入を見送って先に向かう事にした。












 坂出からは普通電車に乗車。二駅先の鴨川駅を目指す。この7000系、ごくごく普通の電車だと思っていたら、発車時にインバータ音がしてビックリ。なか なかか減速もいいし・・・・・、スイマセン、舐めてました。

 また、無人駅では車掌さんがドアの開け閉めから出口での改札まで、一連の作業を一人で走ってこなす。これが運動会か。大変そうですね。









 鴨川の駅を降りる頃には傘がほしくなる程度の雨に。コンビニまでもってほしいと願う。


鴨川 →がもううどん(3軒目)

※勝手にテーマソング ゴダイゴ「モンキーマジック」「ガンダーラ」

 三軒目は、「が もううどん」。駅を出て、綾川沿いの道を東へ。橋を渡り、進んだ先の交差点にあるローソンで傘を購入。
420円。「勝った!」と思った。

 そこからは国道11号線沿いにテクテク歩く。エネオスの手前の道(見た目駐車場っぽい)を左折すると後は一本道。地図とにらめっこしながら歩いたけど、 わかりにくい。

 進んでいくと、道の先に人だかりが見えたのでホッとする。ここまで駅から約20分。





 さすがは人気店。結構並んでます。でも比較的空いてるほうだと思われるので、ラッキーだと思っておく事に。
 地元のタクシーのおっちゃんと思われる人の後ろに並びました。










 ここでは冷たいのを1玉(100円)注文。と言ってもぬるいうどんだった、客が多く、大して冷やせないのは当然なので文句は言わない。ダシとネギだけか けていただ く。

 ・・・・・・・・・

 麺はエッジも立ってて、コシが少し。ダシは少し濃い目だったけどおいしかった。小雨の中を外でいただいた。



  どんぶりを返し、次の店へまた歩き始めることに。次もまた歩くんだなこれが。

がもう →山下うどん(坂出)(4軒目)

 四軒目は、「山 下うどん」。「がもううどん」から再び国道11号線に戻り、高松方面へ。加茂町の交差点で綾川沿いの道へ曲がればすぐ!・・・・・・だったのにま さかの交差点をオーバー。気づいてあわてて引き返しましたよ。右の写真では既に綾川沿いの道に入ってますね。














 奥の白い建物が「山下うどん」の店舗。正直な話、回転灯が無かったらマジ分かんない。










 ここではかけの小(120円)を注文。何ものせずにいただいた。

 ・・・・・・

 麺は彦江と同じような感じかな。重いけどツルツル入る。個人的にはもう少しコシが欲しかった。
 ダシはまぁまぁ。けど全体的にはかなり期待してただけに正直がっかりだった。


 ここでもお土産に半生麺を買い、讃岐府中の駅目指して歩きはじめると・・・・・・?

山下うどん(坂出) →(讃岐府中駅)→山下うどん(国分)(5軒目)

 駅までの距離が結構長い。間に合わないんじゃないかと焦る。ただでさえ初めての土地。どうなるか全く分からない。
 
 ・・・・・・駅そばの鉄橋が見えてきた。もうすぐ。でも時間はかなり厳しい。

 



 ・・・・・・電車が、発車していった。



 ・・・・・・間に合わなかった。

 
 次の電車までは約40分。5軒目の「山下うどん(国分)」 は次の駅、国分駅を降りてすぐのところにある。次の駅までどれくらいあるかもわからないのに歩 く事を決意。
 傘を差さないと少し鬱陶しいぐらいの雨の中を歩く。焦っているので、かなり早足。県道33号線沿いにひたすら歩く。併走する土讃線を、貨物列車やマリン ライナーが走っていく。
 けどあまり周りの景色に目が入らない。かなり焦っている。


 やがて手打ちうどんの看板が見えてくる。目的地、山下うどん(国分)だ。
 
 讃岐府中の駅から約2km。山下うどんからはだいたい3kmぐらいだろうか。めっちゃ歩いた。足が棒になった。

 安堵がこもったため息をついて、入店。もう2時前のせいか、お客さんは居らず。







 ここではぶっかけうどん(冷)(230円)を注文。出てきたやつにはネギと鰹節とのりがドバーっとかかってる。しかもレモンつき。そばにあるダシの容器 から好きなだけかけるシステム。それなりの量をかけていただく。

 ・・・・・・

 うめぇぇぇぇぇえぇ!!!

 麺やばい!最強。グミ食感のコシ、ぷつんと切れる麺。ダシはかけすぎて濃いけど、それを補って余りあるこの麺のスゴさ。これは何玉でも食べたくなる。納 得の味。

 感動の余韻に浸りつつ、駅へ向かった。

国分 14:08→高松 14:28 普通高松行き

 国分駅で数分待ち、高松行きの電車がやってきた。
 この14:08発の電車、実は讃岐府中で待ってたら乗っていた電車なのだ。

まさかの
 徒歩+うどん食う<次の電車を待つ
                 という展開。

 自分の歩きの速さと幸運に感謝しつつ、電車に乗る。





 途中の端岡駅は、特殊な構造となっている。右の写真をご覧いただければわかると思うが、手前のホームが高松方面のホーム、そして奥のホームが坂出方面の ホームだ。

 どうしてこういう構造になったのかというと、高松〜坂出間に退避施設を作る必要に迫られたJR四国が用地買収を最小限に抑えた結果・・・・だそうです。 (Wikipediaよ り)要するに、お金をケチった結果というわけですね。

 ここで快速サンポートの待ち合わせを行う。もちろん、サンポートに乗ったほうが高松には早く着くのだが、僕はあえてサンポートには乗らなかった。普通で のんびりと高松まで向かう。でもちょっとサンポートに乗ったほうが良かったかな?と後悔。

 電車は高松に到着。ラストの讃岐うどんが待っている。

連絡船うどん(6軒目)→高松 15:13→岡山 16:06 マリンライ ナー42号岡山行き

 さあ、ラストの6軒目は「連絡船うどん」。2年前にも訪れた管理人の讃岐うどんの原点の店。

 前回は初めてということもあって、うどんのあまりの美味しさに感動したが、今回は2時半を過ぎているので、どうなる事やら・・・・。








 今回も前回同様ぶっかけうどん(330円)を注文。薬味を入れ、ダシをかけていただく。

 ・・・・・・

 ん〜、コシが以前に比べて弱い。やっぱ昼時を過ぎたからかな。それよりもダシが濃い!多分ざるうどんと同じダシなんだろうな・・・・。
 でも全体的にはなかなか美味しい。特に麺が。

 これで今日の讃岐うどんハシゴの旅は終了。6軒廻って、延べ1010円。平均すると一軒当たり約169円。高松に向かうにつれて一気に値段が上がりまし たね。というより店の形態の問題?



  高松では、雨が既に本降りとなっていたので、駅コンコースで待機。駅構内で写真を撮り、主に岡山〜高松間の駅で使われている到着メロディ
瀬戸の花嫁(mp3, 334KB)」を録音して、そのままマリンライ ナーに乗車。

 高松から岡山までの約一時間、ずっとかぶりついていた。宇多津駅構内の配線がなかなか面白いので、カメラでその様子を動画に撮ってみた。どこかにうpす るかどうかは検討中。ちょっと撮った位置が悪すぎた(想像におまかせします)から・・・児島以降は目隠しをされました。スイマセン。今後自重します。

 岡山に到着。といっても別段することもなし、また特別な場所に行く時間もなし、ぶらぶら適当にさまよって時間をつぶした。1時間ぐらい。

岡山 17:22→相生 18:26 普通姫路行き

 朝は地獄を見た山陽本線。この時間になるとさすがに平常に戻っていた。

 岡山から姫路までの区間、発駅から座れたためしがない。ので、15分ぐらい前から並んでおく。轟音を立てて通過していく貨物列車を見送る。

 瀬戸大橋線ののりばの到着メロディは「瀬戸の花嫁」だけど、山陽本線ののりばは「桃太郎」。録音してみたけど、駅員のアナウンスが入っちゃったんで今回 はうpはパス。

 ほどなく電車が到着。この電車は三原始発なので、座れる気がしない。車内に入ってみたら・・・・奇跡的に座れた!!セミクロスシートのロング部だったけ ど文句は言わない。ずっとこのレポートのメモ書いてたし。

 この電車は姫路行き。でも姫路まで行って乗り換えてしまえば新快速は混んでるし、前座れなかったし。そこで今回は相生で降りて、播州赤穂から来る新快速 を待ち構える事に。

相生 18:44→大阪 20:13 新快速野洲行き

 待つこと20分。その間にスーパーはくとが通過していった。新幹線の方は数知れず。新幹線駅なのになんだか寂しい。

 ようやく新快速が到着。予想通りガラガラ。多分さっきの普通で一本前の新快速に乗っていれば立ちだっただろうね。

 姫路に到着。さっきの普通は折り返しで糸崎行きになっている。向かいのホームだから階段使わないと・・・ってあれ?



 よく考えたら・・・・、
姫路→階段を上り下りして乗り換え
相生→同  一  ホ  ー  ム  
まさかの立場逆転。姫路<相生

 ・・・・とはいえ、山陽線から新快速乗り換え限定ですがね。逆も然りだけど、新快速が相生まで岡山方面行きの電車を先行するのは少ないので。

 姫路から神戸を睡眠して過ごし、もうすぐ大阪。さすが早いね。新快速は。2府3県にまたがって走るし。新幹線駅は7駅(新神戸を除くと6駅)分カバー! すごいわ。


 そして新快速は大阪に到着。着いた隣には日本海が。真面目に撮ってる暇が無かったのでロクに撮れなかった。
 さらにその奥にははまかぜが。こっちは余裕で 撮れた。

 讃岐旅行Part2もこれで終わり。

 大阪発 6:52
 大阪着 20:13

 延べ・・・・・・13時間21分!
 
 そのうち2時間近く歩いてる気がするけどな!  
 

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